INVICTUS(インビクタス)-負けざる者たちの公開が2月5日に
迫ってきていますが国際ラグビーファンとしての視点からも
見に行きたいと思っています。
南アフリカ代表Springboksは2007年ラグビーワールドカップ2度目の
優勝をしたチームです。
この写真は昨年の遠征のときのものだと思いますが
主力は変わりません。
http://www.allblacks.com/news/12022/Springboks-confirm-Grand-Slam-tour
前列中央は主将、コーチ(初の黒人の)の両脇は2mの両ロック。
左淵は黒人のウイングのハバナ(大活躍しています。)
南アフリカはこの100年国際ラグビー界の巨人でした。
どこの国にも勝ち越しているNZABsがボックスとの差が一番
少ないです。単独の国では2大横綱といってもいいと思います。
ただ長いアパルトヘイトの歴史で海外との交流が途絶えていた
ときもあり試合をしてないので弱体化した時もあります。
1970年NZの南アフリカ遠征もABsのケン・グレイが人種差別に
反対し不参加でした。グレイは後に国会議員になっています。
1980年代にも非公式のCavaliersを編成し南アに遠征しています。
このことは内外から批判を浴びています。テストマッチや五輪からも
南アはボイコットされていました。
南アでは白人と黒人の見る席も違う等人種差別はひどかったようです。
スプリングボックスは人種差別の一つの象徴でもありました。
チームに黒人はほとんど選ばれずこの映画にも実際にいろいろ登場しているらしい
Chester Williamsが久しぶりに選ばれた選手だったようです。
1995年はチームの一員でした。
Errol Tobiasという選手が1980年代初めて非白人系で選ばれたようです。
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/rugby_union/international/2399853.stm
チェスターはセブンズのコーチとして日本にもきましたが小柄な人でした。
ボックスはアフリカーナーと呼ばれるオランダ系の人たちが体が大きく
中心を占めているようです。またイギリス系もいて人種差別も複雑に
絡んでいるようです。インド系もいるようですし。
国際ラグビーから見える国際政治というものもあります。
ちなみにこの大会優勝したのはボックスでしたが決勝戦直前
今度は2回目の優勝と思ったABsが試合当日半数がお腹を壊し
本調子ではありませんでした。賭けの会社がこのままABsが
優勝したら大損するから毒をもったというのが事実のようです。
この大会でのロムーの活躍を見ると優勝は間違いなさそうでしたが
http://www.youtube.com/watch?v=xlsMTrGa_4k
決勝は全く違った動きをしていました。
映画の結末が違うものになっていたかもしれません。
映画は公開されたら見に行こうと思います。
尚ボックスには非白人も選ばれるようになってきていますが
もっとたくさん選ばれたらさらに強くなると思います。
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