お手をどうぞ(La ci daren la mano) はモーツアルトとアロイジアの愛の歌
オペラ、ドンジョバンニの、この二重唱の美しさはウイーンで、作曲家と歌手として再会した二人の純粋な想いを歌った曲だからです。田舎娘のツェルリーナはマゼットとの結婚式の最中にドン・ファン(女たらし)ドンジョバンニに誘惑されます。物語的にはとんでもないことですが、その話とは全く関係ないものです。
それは一昨年公開された、1942年の映画「モーツアルトの恋」
http://www.tk-telefilm.co.jp/mozart/mozart.html
を見てわかりました。予告編はこちらに残っています。
https://www.youtube.com/watch?v=YXMQm8a60JU
予告編の中でアロイジアが「恋とはどんなものかしら」を歌っています。
映画はモーツアルトの初恋の人アロイジアとの愛を描いたものでした。妹コンスタンツエと結婚したのですが、
それは二人の母親が自分の年金が欲しいためまだ売れてない、モーツアルトではなく、アロイジアを俳優ランゲと結婚させます。
売れてきたモーツアルトとはコンスタンツエを。
歌手をしていたアロイジアはウイーンでモーツアルトと再会し愛が再燃します。
フィガロの結婚のケルビーノ、ドンジョバンニのツェルリーナを演じたアロイジアと作曲家と歌手として頻繁に会っています。
この二つのオペラの曲をアロイジアのために書いています。
ケルビーノの恋とはどんなものかしら。(Voi che sapete che cosa e amor ) フィガロの結婚
アロイジア役のイレーネ・フォン・メイエンドルフの歌がずっといいですね。
と
お手をどうぞ(La ci daren la mano) ドンジョバンニはモーツアルトが愛するアロイジアのために書いたので250年たってもその時のままの生きいきとした二人の愛が今に伝わってきます。
映画では二人がお手をどうぞを歌うシーンが使われていましたがとても美しかったです。
お手をどうぞ(La ci daren la mano) ドンジョバンニ
モーツアルトを尊敬していたショパンが「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」による変奏曲ラ・チ・ダレム変奏曲も作っています。
映画「モーツアルトの恋」でアロイジアを演じたイレーネ・フォン・メイエンドルフも
とても綺麗な女優でした。
この人も映画とは違うストーリーが有る人です。
http://recab.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/irene-von-meyen.html
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