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2014年3月26日 (水)

ラグビーグラウンドの周辺区域(perimeter area)と重なる陸上トラックの処置がワールドカップ招致スタジアム選考の重要な問題か

周辺区域とは
日本ラグビー協会、ルール
13年度競技規則
http://www.rugby-japan.jp/laws/2013/img/IRB_Laws_2013_JA.pdf
25、26ページ
競技場 The Playing Enclosure」とは、競技区域と、実際に可能であれば少
なくとも5メートルのその周辺区域をいう。

IRBも同様です。
http://www.irb.com/mm/Document/LawsRegs/0/IRBLaws2009ENlores_7685.pdf
21,22ページ
The Playing Enclosure is the playing area and a space around it, not less than 5
metres where practicable, which is known as the perimeter area.

その部分コピー貼り付けしました。

グラウンド

Ground1_2

周辺区域

Ground3_2

日本のスタジアムの中には陸上競技のトラックがあるところが多いです。
このトラックと周辺区域がほとんど重なるようです。

アンツーカーは固くて、特にコーナーポスト付近は
プレーヤーの安全面で危険です。周辺区域とは違いますが、インゴールももちろんです。
東京セブンズのトライofトーナメントに選ばれた
日本対スプリングボックス7でのジェイミー・ヘンリーの
トライ
http://www.youtube.com/watch?v=4kfVuKt4VQM
ボックスのタックルに行ったプレーヤーもタッチから
外に出ていますし、ヘンリーもインゴールとタッチの
延長を随分走り抜けています。
安全のためと、最高のプレーができるために、
周辺区域が必要です。

今の国立競技場でブレデイスローカップがあった時
キヤノンに来ているアダム・トムソンがタックルに行き
10mぐらい全速でトラックに引いてある、人工芝を
走り出たのを見たことがあります。
日本人はおとなしいので、そういうプレーは少ないですが
海外ではラグビー場の正規格で芝があるのが普通ですから、
ダイナミックなプレーをします。際どいプレーが一番
多いです。国際試合、ワールドカップではIRBの規格を満たすもので
ないといけません。

私も簡単に作ってみました。下図の「。」部分がコーナーポストですが
緑の部分も5mは芝生である必要があります。

Pitch_2

ラグビー場では芝生ですから
安全にプレーできます。

ところが、国体仕様というか、オリンピック仕様の陸上のトラックが
あるスタジアムではトラックがあるのが普通です。
これは柔道で場外が板張りのようなものです。
危険で思い切った技はかけられません。

2019年日本でのラグビーワールドカップも
トラックのあるところは、試合会場に決まれば、一時的に撤去を求められるのでは
ないでしょうか。人工芝では根本的解決に
なりません。ワールドカップはどの試合も
重要ですから、グラウンドも同一条件になると思います。

ラグビーもオリンピック種目になったんですから
簡単にラグビーと陸上を変えられる設計にすることが
一番望ましいです。将来的にはそうなってくると思います。
陸上のトラックを目の敵にしているわけではありません。
陸上にはあるのが基本ですから。たまたま重なるので
両者の切り替えを問題なくできる方法を
考えるのがいいと思います。

スタジアム・オーストラリアはそうかもしれません。
シドニーオリンピックに使ったスタジアム・オーストラリアも
今ではラグビーにほとんど使われています。
ただコモンウエルスゲームの時は陸上にも
使うようです。

新国立競技場は2019年にはラグビーグラウンドとして使い

2020年にはオリンピックの陸上として使うので併用が

考えられていると思います。

コーナーポスト付近のトライ2

http://www.youtube.com/watch?v=ErfppgfsFzE

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